こんにちは。
大阪池田ペリオインプラントセンター院長の熊城です。

今回は、歯が抜けてしまったらどうなるのか?というお話をしたいと思います。

「歯医者に行くのは面倒だから、このままでいいか・・・」
「目立たない場所だから、抜けたままでも・・・」
「インプラントは怖いからちょっと・・・」

このようにお考えで、抜けた歯をそのままにしている方は、意外と多いようです。

たしかに、歯が1本ないくらいでは食べるときにそれほど不都合はありませんが
そのまま放置してしまうと、ジワジワと悪影響が出てきます。

早く治療しておけばよかった!と後悔されないためにも
まずは歯を抜けたままにすることで生じる10のリスクを説明したいと思います。

■抜けた歯をそのままにしていると

1.かみ合わせが悪くなる
抜けてしまった歯の両隣の歯は、移動したり傾いたりしますので、結果としてかみ合わせが悪化します。

2.顎関節症になる
かみ合わせが悪化すると噛むたびに顎がずれ、顎関節症(あごが痛むなど)を起こすリスクがあります。

3.歯が伸びる
歯が抜けるとその歯にかみ合わさっていた歯が空白を埋めようとして伸び出してくることがあります。

4.見た目が悪くなる
歯が伸びると歯並びのバランスが悪くなるため、笑ったときなどの見た目が損なわれてしまいます。

5.ほかの歯がもろくなる
歯並びのバランスが悪くなると残りの健康的な歯に余計な力がかかり、ほかの歯の寿命に影響します。

6.顔が老けたように見える
かむ力が衰えると顔の筋肉が低下するため、シワやたるみが増え、頬がたるんでしまいます。

7.アルツハイマーになるリスクが高くなる
かむ力が衰えることで脳への刺激が低下し、アルツハイマーの原因にもなります。

8.虫歯のリスクが高くなる
歯並びが悪くなると歯石が溜まりやすくなり、虫歯や歯周病になりやすくなります。

9.消化器官に負担がかかる
食べ物をよくかまずに飲み込むため、消化器官にかかる負担が増えます。

10.発音が悪くなる
抜けてしまった歯の隙間から空気が抜けることで、発音(会話)がしづらくなります。

■歯が抜けてしまったら早急に治療を

歯を抜けたままにしておくことにリスクは、お分かりいただけたでしょうか。

1本や2本、歯が抜けたからといってすぐに影響が出るわけではありませんが
放置しておくとかみ合わせが崩れ、将来的に多くの歯を失ってしまう可能性があります。

また、その悪影響は歯だけでなく表情や身体の健康にも及びます。

なので、もし歯が抜けてしまって放置している方は
早急に歯科医院にご相談されることをオススメします。

最後に、失った歯を補う補綴(ほてつ)治療として
入れ歯、ブリッジ、インプラントそれぞれの治療のメリットとデメリットをご説明します。

■3つの治療法

① 入れ歯
失った歯の本数に合わせて制作した義歯をお口に装着する治療法です。

メリット デメリット
・簡単な症例であれば、短期間で治療可能
・保険適用の素材を使えば、安価で治療可能
・見た目がよくないことが多い
・かむ力は天然の歯の1~3割程度
・違和感が大きい
・義歯をバネで固定する場合、隣の歯に負担がかかるため、将来的にその歯を失うリスクがある

② ブリッジ
失った歯の両隣の歯を支えにして、人工の歯をかぶせる治療法です。

メリット デメリット
・簡単な症例であれば、短期間で治療可能
・保険適用の素材を使えば、安価で治療可能
・かむ力は天然の歯の6~7割程度
・失った歯の両隣の健康な歯を削る必要がある
・両隣の歯に負担がかかるため、将来的にその歯を失うリスクがある

③ インプラント
歯を失った部分の顎の骨に人工歯根(インプラント)を埋め、その上に人工の歯をかぶせる治療法です。

メリット デメリット
・天然の歯と同じようにかむことができる
・周りの歯に負担がかからない
・見た目が自然
・違和感がない
・自費治療のため、ほかの治療法よりも高額
・外科手術が必要になる
・ほかの治療法よりも治療期間が長い

■自分の歯のようにかめる幸せ

このように、入れ歯やブリッジでも歯を補うことはできますが
周りの健康な歯に負担をかけるリスクや、かむ力が弱いというデメリットがあります。

その点、インプラントは現在考える限り
もっとも本物の歯に近い状態にできる治療法だといえます。

自分の歯のようにしっかりかめる。美味しいものを美味しく食べられる。
そんな幸せな日常を取り戻したいなら、インプラントは一番の候補になるはずです。

インプラント治療を検討中の方は、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

こんにちは。
大阪池田ペリオインプラントセンター院長の熊城です。

ここ数年、インプラント治療は歯を失ったあとの治療方法として普及してきました。
しかし、インプラントは「高い」というイメージから、なかなか一歩を踏み出せない方もいます。

逆に「格安」をうたった医院のずさんな治療を受けてしまい
健康被害を受けてしまった方の例も、残念ながら数多く存在しています。

そこで今回は、一人でも多くの方が安心してインプラント治療を受けていただけるように
インプラントの「治療費」にスポットライトを当ててみました。

■インプラントは他の治療法よりも「高い」のか?

インプラント治療は、保険治療の対象外(自費治療)になるため
ほかの治療法(入れ歯やブリッジなど)よりも一般的に治療費が高額になります。

しかし、治療時点ではなく、生涯の歯の健康という長い目で見た場合
インプラント治療は決して「高い」とはいえません。

例えば、入れ歯やブリッジは何度も作り変える必要が生じます。

入れ歯があわなくて毎日ストレスになったり
残っている歯に負担をかけてどんどん歯を失っていくこともあります。

第二の永久歯と呼ばれるインプラントは、こうした心配がほとんどありません。
その点を考慮するならば、決して「高い」治療法ではないと私たちは考えています。

■インプラント治療はどこにコストがかかるの?

とはいえ、インプラントの治療費はやはり「高額」です。
多くの方が「できるだけ価格を抑えたい」と思われるのも無理はありません。

しかし、インプラント治療が高額である一番の理由は単純に「コストがかかる」からです。
それゆえに必要なコストをカットした「格安」の治療は健康被害が生じるリスクがあります。

そこで以下では、コストがかかる理由とコストカットのリスクについて説明してみます。

・外科手術を伴う
インプラント治療は「体内にインプラントを埋め込む」ものです。外科治療を伴うため、感染予防に配慮した手術室などの設備が必要になります。
「格安」をうたっている医院は、この感染症予防に対する設備投資の部分をコストカットしている場合が多く、インプラント手術後に顎骨の炎症や副鼻腔などのリスクが生じる可能性があります。

・メーカーによってインプラントの価格が異なる
インプラントには、車などと同じように国内外の様々なブランドがあります。
高額なインプラントを販売しているメーカーは患者さまにとってより生体親和性の高い(カラダになじみがよい)インプラントを使用しており、安全性が高いといえます。
その一方で「格安」のものは実績数が少なく、そもそも日本で許可が下りていないインプラントも数多く出回っており、当然ながらリスクが伴います。

・インプラントの上部構造の素材
インプラントにかぶせる上部構造(歯の部分)の素材によっても、値段は変わります。
一般的には、高強度のセラミックの素材を用いるのですが「格安」のインプラント治療ではこの素材やパーツをできるだけ安価な材料にすることにより価格を抑えています。
その結果、口の中という過酷な環境に耐えられるだけの十分な耐久性が得られず、後々歯が欠けたりパーツが破損するなどのトラブルが生じることがあります。

■安心して治療を受けられる医院選びの3つのポイント

このようにインプラント治療は決して「安ければいい」わけではありません。
大切なのは、価格よりもまず「安全かつ適正な治療を行ってくれるか」どうかです。

極端な話ですが、たとえ高額な治療費を提示されたとしても
その内実が必要なコストをカットされた「格安」の治療では元も子もないからです。

安全かつ適正な治療をしてくれる医院の見分け方としては、次の3つがポイントになります。

1.滅菌や感染予防についてしっかりと設備投資を行っている
2.信頼できるメーカーのインプラントを使用している
3.上部構造(インプラントの歯の部分)に適切かつ最新の素材を用いている

これらの3つのポイントを満たす医院においては
まず最低限の安全性は確保されていると考えてよいと思います。

もちろん、実際の歯科医院選びのときは治療の安全性に加えて
「より満足度の高い治療が受けられるかどうか」も考慮に入れておきたいところです。

大阪池田ペリオインプラントセンターは、治療開始時に十分なインフォームドコンセントを行い
アフターケアも充実させるなど、患者さまの「歯の健康と幸せ」を最優先に考えております。

インプラント治療を検討中の方は、どうぞお気軽にご相談下さいませ。